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高浜原発再稼働を認める大阪高裁決定 [脱原発 脱被曝]

16012903.jpg               ↑高浜原発4号機

 2017年3日28日午後3時。大阪高裁前は「差し止め却下」決定に一瞬支援者も報道陣も静まり返ったかのように感じました。しばらくして400ページにも及ぶという抗告審決定の内容について井戸弁護団長が「3・11以前の判断から一歩も前に出ていない。事故を全く顧みることなく、しかも避難計画を原発規制の対象にしないのは違法とまでは言えないと言及している。司法に対する信頼の絶好のチャンスを逃したのは極めて残念だ」と述べました。

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↑大阪高裁の抗告審決定の報告をする原告団

  昨年(16年)3月の大津地裁が決定した「高浜原発3・4号機の運転差し止め」を大阪高裁が覆した瞬間でした。大津地裁は「随所に債務者(関電)が事故発生を防ぐとの見地から安全確保対策を講ずるには、福島原発事故の原因究明を徹底的に行うことが不可欠であると断じていました。しかも「この点に意を払わないならば、そしてこのような姿勢が関電と規制委員会の姿勢であるとするならば、そもそも規制委員会基準策定に向かう姿勢に非常な不安を覚えるもの」とまで言い切った決定でした。 今回の決定について詳細を検討した井戸弁護団長は自身のフェイスブックで 「昨日は、大阪高裁に沢山の方々にお集まりいただきありがとうございました。残念な結果ですが、次に向かって進んでいくしかありません。今日は、膨大な大阪高裁決定を読み込みました。その特徴としては、

3.11前に戻った立証責任論。

関西電力が立証すべきことは、高浜原発が新規制基準に適合していることだけで、新規制基準の不合理性の立証は住民に負わせています。福岡高裁宮崎支部決定(川内原発)も、福井地裁異議審決定(高浜原発)も、新規制基準の合理性の立証を電力会社側に負わせていました。大阪高裁決定と同様の考え方は、3.11前の静岡地裁判決(浜岡)、名古屋高裁金沢支部判決(志賀2号機)まで遡る必要があります。これは、伊方最高裁判決の趣旨も捻じ曲げるものです。この立証責任論は、例えば、「新規制基準が策定し、抗告人(関西電力)が実施するテロリズム対策が不合理なものであるとはいえない。」という文章に現れています(もし、立証責任を関西電力に負わせるのなら、「テロ対策が合理的である」と言えなければ、関西電力を負かさなければなりません。)、

 ②福島原発事故被害についての無関心(事故の原因論は述べていますが、被害については、1行も述べていません)。

 ③新規制基準についての絶大な信頼(適合していれば安全)、

 ④住民側の主張の矮小化(切り刻んで、一つ一つ片づけていく、一部は無視)等が指摘できます。残念な結果ですが、次に向かって進んでいくしかありません。原発問題は、私たちの世代でケリをつけなければならない問題ですから。明日の、広島地裁決定に期待しましょう。と書いています。

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↑抗告審の決定を受けるため大阪高裁に入るげんこう・弁護団

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京都工繊大学の名誉教授で退官後も一貫して脱原発運動に取り組んできた木原壮林さんも3月31日のキンカン京都(関電京都支店前路上スタンディング抗議)に姿を見せて高裁決定についてのコメントを配られたのでそのチラシから木原さんの言葉を引用しまします。(右写真はびわ湖デモで訴える木原さん)

 福島事故への反省と新規制基準

 福島で溶け落ちた原子炉はその様子が6年後の今でもわかっていません。しかも事故が大惨事になった真の原因が究明されたとはいい難く地震の発生時期や規模を予測することも不可能なのが科学技術の現状です。なので新規制基準は最新の科学的・技術的知見でも原発の安全運転を保障するものではありません。 

 高裁は、原発に「絶対的安全性」を期待しなくても良いと述べています。しかし、原発事故は万が一にも重大事故を起こしてはなりません。したがって「絶対安全性」が求められます。これが福島の事故に対する結論でしょう。現代科学技術の水準、人為ミス、人の事故対応能力の限界などを考え合わせると、そのような安全性を確保することは不可能なので原発を運転してはならないというべきでしょう。

 基準値震動について

 高裁は新規制基準値に適合している、また震動の策定には合理性検証されている関係式が用いられているので過少とはいえない」としました。関電はこの点について「平均像」で良いと主張して認められたことになります。しかし、地下深く起こる地震は断層面を観察することは困難なのです。また地震の形態は多様なので規模を論理的に推定することは難しいのです。震動は例えば500ガル地震が4回、1500ガルが1回起これば平均値は700ガルとなります。しかし平均からずれた地震はいくらでもあります。住民側が「実際の観測記録は大きくばらついているので、少なくとも最大値をとるべき」と主張してきました。地裁は平均像を主張した関電を退けましたが高裁は覆したことになります。断層は地震が起こって初めて解るもので「未知の深層活断層」と呼ばれてその様子は全く分かっていないので、このような深層活断層を考慮した計算は不可能と言わざるを得ません。

 電力会社の立証責任について

 地裁が「福島事故後にどう安全を強化したのか」を立証するように厳しく求めましたが関電は「新規制基準に合格したから安全」と主張し高裁はこれを認めました。さらに住民が規制委員会の審査と判断が合理性を欠くなら住民がそれを実証せよと述べています。 これは「立証能力が無ければ泣き寝入りしろ」と言っているに等しいのです。裁判制度を根底から揺るがす要求となりました。

最高裁は伊方原発裁判(1992年)で「政府や電力会社が稼働を進めるにあたって、依拠した具体的審査基準、調査審議及び判断の過程等のすべてを示し、判断に不合理な点のないことを相当の根拠、資料に基づいて主張・立証する必要がある」としていました。「それらを尽くさない場合にはその判断に不合理な点があることを事実上認められたとすべきである」とも述べているのです。

新規制基準は事故原因、事故後の炉の内部、汚染水と土壌対策の不十分さに加えて使用済み核燃料の処理方法もなく、地震発生時期や規模の予測も不可能な状況下で作成されたことからして「適合していて安全」というのなら最高裁判決に従って国・関電は安全を立証する責任を果たすべきなのです。

ちなみに規制委員長は「科学技術的に安全を保障したものではない」と自ら述べているのですから住民が差し止めを求めるものなのです。

 原子力災害の避難について

「多重防護の考えに基づいて1層~4層までの安全対策は講じられているので炉心損傷の防止の確実性は高度になっている」と高裁は言います。しかし5層(避難計画など)は「重大事故は起こりえない原発で、放射能が異常放出される事態をあえて想定して講じられる対策であるので新基準が避難計画などの原子力災害対策を規制対象にしないのは妥当」と論じました。

これは大阪高裁が新たな「安全神話」を作ったと言えます。不可能に近い被曝なしでの避難、長期の避難生活の悲惨について議論をするのを避けたことになります。避難の議論をすると原発の運転ができないことを実証してしまうからです。しかも改善の余地はあるものの取り組みなどは不合理が認められないとまで言い切りました。しかし現実は大きな訓練は不可能に近く、訓練を実施した中で天候などで実際には中止に追い込まれました。避難できないのは明らかになっています。それでも高裁は適切であるとしているのです。

まさに福島はこの5層事態が発生した。そのことを事業者はやらなくていいと言ってる(規制委がそこまで求めていない)。解り易く言えば事故が起これば福島のような事態はもう止められない。「想定外」で誰も責任をとらなくていいと言ってるようなもの。

各地で続く差し止め訴訟はこの事態が7年前に起こったから稼働するなと住民は言っているのです。高裁は新規制基準の通りに審査を受けたので稼働は認めるという結論だけど、それを作った委員会の責任者が「安全は保障しない」という矛盾に国民が納得するはずがありません。 

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↑大阪高裁の決定を受けて抗議の声をあげる支援の皆さん 


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4年目の「バイバイ原発京都」に2300人が参加 [脱原発 脱被曝]

福島第一原発事故から5年が経過しました。京都の個人個人が主体となって呼びかけた「バイバイ原発きょうと」が始まって(2012310日に1回目)4年目となりました。東山区の円山野外音楽場に約2300人が「脱原発のための集会」とその後市役所前までのデモが行われました。

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棄民政策へ抗議 

 集会では主催者(同実行委員会)を代表して藤井悦子さんが「事故の翌年からオール京都で集会とデモを行って

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きました。今年は高浜原発再稼働運転差し止めという大変うれしいニュースの中での開催となりました。市民の粘り強い行動が司法を動かしたんだと思います。関電など推進派は早速抗告しようとしていますが、私たちは力を尽くして若狭の原発のすべての稼働をやめさせましょう。福島事故は収束せず、10万人以上が避難生活を強いられています。政府は汚染の土地へ人々を返そうとする棄民政策をやっています。私たちは避難の権利の保障を得ていきたいと思います。

   オリンピックまでに避難ゼロにしたい国と県

 主催者に次いで避難者からの訴えを福島市南相馬市から避難してきた福島敦子さんが話しました。途中で原発賠償京都訴訟原告団の二人が「認めて!避難の権利」と「守ろう!子どもの未来」と書かれた幟を演壇の横で持ち訴えたいことを可視化しました。

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福島敦子さんの話

「熱気に満ちたこの場に立ち話をさせていただくことに感謝申し上げます。事故のあった年の4月木津川市に避難してきました。11312日、私は大きな決断を迫られていました。朝7時過ぎ原発による緊急事態宣言が出され職場は避難してきた人たちでちょっとしたコミニュティになっていました。午後家に戻り市役所の防災無線が「原

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発が爆発しました。窓を閉めてください」ということを言いました。15時半を回ったころでした。私は開けっ放しでしたが、隣の方が顔をマスクで覆った姿で「閉めた方がいいですよ」と言いに来ました。夕方娘を実家に迎えに行き、この時「非難脱出しなければならないかな」という意思が芽生えていました。近くで怒号が聞こえ、爆発を携帯でみんな知りましたが近所の方は「逃げないとおばあさんは言うんです」と。こうしてみんな南相馬市民は窓を閉めて家に残りました。私は父母を説得して5人で避難することを決めました。子どもは防空頭巾をかぶっていました。カップラーメンを3つだけ持って何とか逃げました。飯館村に入る少し前から道路は込み始めていました。道の駅あたりは戻れないほどの大渋滞でした。その日村は車のテーランプで真っ赤でした。飯館の隣の川俣村に行きました。渋滞で動かないので警察の駐車場に車を止めて車中泊をすることにしました。凍えながらいると137時に警察の人が飯館村と南相馬市の境にバリケードをはりに行くと聞いて「戻れない」と思った私は福島市へ行くことに決めました。

私がこうして皆様の前で時間を共有していることができるのは12日に避難しなければならないと決断したからです。当時次々と爆発していく状況を東電の吉田所長さんは「すべてがいっぺんに爆発していたら対応できなかった。それで髪の毛1本の奇跡で乗り越えた。」私たち避難者はテレビを見ていましたが、次々と爆発することで「死」を覚悟しました。

原発事故が起きたとき死を覚悟することがある 

原発事故が起きたとき死を覚悟することがある。そして大きな決断は自分でしなければならない。それをお伝えしたいと思います。私が世話人をしている第10回の脱原発訴訟の口頭弁論があります。これは大飯原発差し止めの裁判です。315日です。先日高浜原発の差し止めが決まりました。これは福井と大津の原告や皆さんの努力の連携プレイだと思っています。3000人の原告をまとめる竹本さんは原発を止める3人目の裁判官は京都地裁から出したいと力強く話しています。1320分に傍聴券の配布が始まります。

もう一つ重要な裁判があります。私たち京都に避難する家族が原告になって東電と国を相手に「今後の施策をを講じるよう、そして避難の権利を」訴えています。大阪でも兵庫でも行って大きなうねりになっている裁判です。京都地裁の裁判は3251020分集合になっています。

これは強制的な帰還政策がすすんでオリンピックまでは避難者ゼロということにしたい福島県と国にうまく消されそうになっている私たちが闘ってるんです。福島県では被ばく問題がターブー視されて土壌汚染の深刻さも世界一です。人権侵害と無関心という中で闘っています。私たちは世界最大の公害に立ち向かう同志です。原発の稼働無き日本の未来を可能にしたいと思います。ありがとうございました。

 立地自治体の万能の権利を否定した大津地裁の差し止め決定

 原発なしで暮らしたい丹波の会代表児玉正人さんの話

京都北部を舞台にして人と人をつなぎ北部の脱原発の動きを強くするために活動しています。9日大津地裁は「30~70キロに住まいする滋賀県民29人の高浜原発の稼働差し止め請求」を受け入れました。共に喜びたいと思

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います。 近々名古屋地裁において老朽原発高浜1・2号機の差し止め裁判が始まります。そして大津地裁の差し止め決定は大きなふたつの内容をもっています。ひとつは福井県知事や高浜町長が「同意」と一言発すれば原発を動かせるという「同意権」を独占してきた立地自治体の万能の権利を否定し、被曝するすべての住民に同意する権利・拒否する権利があるのだということを明確にしたことです。

二つ目は新規制基準なるものが極めていかがわしいものであることをはっきりと示しました。新規制基準に合格すれば科学的に安全が保障されるということはもはや成り立たないのであります。その中でも特に避難の問題に光を当ててくれました。北部の私たちが逃げられないことを訴えてこの決定を支えていきたいと思います。

妊婦はWHOでさえ10ミリシーベルトなのに国は30倍で被曝強要

京都北部の避難の問題を申し上げます。30キロ圏内は逃げられません。逃がさせないというのが避難計画です。30キロ圏外は避難するところがありません。安定ヨウ素剤は飲ませません。被爆するのに任せるというのが現実です。そして30キロ圏内にはヨウソ剤が1本しかありません。事故が起これば逆走して配って回るというのです。滋賀県が配ってあるものを京都府はかたくなに拒んでいます。絶対にヨウ素剤は届きません。避難はできません。このことを南部の皆さんにも共有していただきたいと思います。

 もう一つ除染の基準についてであります。国の指針によると50ミリシーベルトという国際基準を大きく超えて6倍の300ミリシーベルトまで除染を認めないということです。つまり除染しないということです。18歳の子どもたち、妊婦はWHOでさえ10ミリシーベルトと定めています。この30倍まで被ばくを強要して除染せずに逃がすというのです。しかもその除染とはどんなものか。濡れティシュで拭くんですよ。衣服は、はたくんです。したがって放射能は避難先に持ち込まれます。つまり京都市、宇治市、精華町の皆さんが受け入れると放射能が持ち込まれることになります。したがって琵琶湖の水が汚染されるということだけではないのです。

 60キロ圏が汚染されれば京都府の三分の二が被ばくするということです。世界遺産やあらゆる資源が失われます。京都府は半ば消滅するんです。このような危機感が5年たってもし薄れてきたとしたら改めて決意し闘いを再開すべきだと思います。原発はすべて動かしてはいけないんだということを今日の合意としてみなさんと共有したいと思います。

次いで元TBSのジャーナリストで福島から避難してきた秋山豊寛さんが話しました。さらに関学教授のパク・スンジュさんが電力自由化を迎えるにあたって何をすべきかを講演。

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秋山さんの話の動画             パクさん講演動画16031212.jpg

 

 

 

 

 

 

 

講演の後はリオク&中川敬さんの楽しいライブが満席の観客を沸かせました。そして集会決議を採択し、60万円を超えるカンパがあったことが報告されました。

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集会議決案と集会賛同人 PDFバイバイ原発3・12京都決議文.pdf

集会の後京都市役所前までデモ行進をしました。市民個人に加え多くの団体も賛同していることもあって様々なアピールが工夫されていました。とくにサウンドを主体としたグループや子供がおそろいのユニホームで先頭を歩くグループ などが注目をあびていました。

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大津地裁が高浜原発再稼働差し止め決定 [脱原発 脱被曝]

3月9日午後3時半過ぎ大津地裁前にひときわ大きな拍手が起きました。降りしきる雨の中、高浜原発3・4号機の差し止めを求めた仮処分決定での司法判断でした。「福島第一原子力発電所事故で得られた教訓の多くが取り入れられておらず、過酷事故対策が不十分である。このような対策では、本件各原発の稼働上の安全は確保されない。再稼働を差し止める必要性があることは明らかである」と。

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↑決定後支援者が差し止めを書いた紙をもっての喜びの顔があった 

  決定文は随所に債務者(関電)が事故発生を防ぐとの見地から安全確保対策を講ずるには、福島原発事故の原因究明を徹底的に行うことが不可欠であると断じている。「関電はこの点について主張及び疎明は未だ不十分な状態だと述べた。そしてこの点に意を払わないならば、そしてこのような姿勢が関電と規制委員会の姿勢であるとするならば、そもそも規制委員会基準策定に向かう姿勢に非常な不安を覚えるもの」と国民感情を受けた決定となったともいえる。

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↑高浜原発4号機 

 この仮処分では高浜原発の 外部電源の基準は一般の産業施設と同等以上の信頼性を確保し、維持するとした信頼性区分では最下位となる3と認めている。ちなみにクラス1は「合理的に達成しうる最高度の信頼性を確保し、かつ、維持する」というものである。さらには耐震設計の重要分類においてももっとも強度が低い設計が許容されるCクラスに分類されていると認めた。

 その他「使用済み燃料ピットの不十分な防御」「計器類の改良不足」「「立地審査指針の欠如」なども挙げた。そして避難計画においても 「国家主導での可視的な避難計画」「避難計画も視野に入れた規制基準が望まれる」として、その点で不合理がないか相当な根拠と資料に基づいた主張・疎明をするべきだとしている。

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↑決定を伝える原告団

 決定文は原発が経済的に効率的であり発電コストで経済的優位があるとしても、それによる損害が具現化した時には必ずしも優位であるとは言えない。環境破壊の及ぶ範囲は我が国を越えてしまう可能性さえあり、単に発電の効率性をもって、これらの甚大な災禍と引換にすべき事情であるとはいい難い 」とも述べた。

 「安全確保のためなお多くの検討、改善すべき重要かつ重大な課題が積み残されており、危険性が除去ないし解消されるには程遠い。プルサーマルが予定されており危険性は非常に高い。よって再稼働を差し止める必要性があることは明らかである」と結んでいる。 

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↑勝訴に握手する弁護団と原告 

 決定文全文

 

 

 


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「原発依存の関電は会社をつぶす」と訴え [脱原発 脱被曝]

使い捨て時代を考える会の2013年3月11日の福島原発事故から続いている毎月11の市民行動が10月も行われた。この日は関電京都支店前と向かいの京都駅西側路上に多くの市民が「脱原発」を訴えた。稼働していない中で明らかになった高いコストの原発維持費。この点を中部電力と比較しながら市民は訴えた。

「原発依存は会社をつぶす」と訴える市民↓

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関電は株主総会で大株主でもある大阪市や京都市などが脱原発への経営を転換を迫っているにもかかわらず拒否してきた。そして電力自由化の中で大きな自治体は関電からの電気を拒否した流れも出来上がってきた。原発依存維持費が高コストでなぜそこまでしがみつくのか。中部電力はLNG火力をメインに舵をきり黒字化に成功している。値上げが行われば当面会社は倒産しないという感覚にも批判があっまっている。

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電力小売自由化が来年春から始まる

11日の1週間前の4日に使い捨て時代を考える会 などがメンバーでもある「電気料金値上げに反対し、だから脱原発を求める市民連絡会」が主催した意見交換と学習の場が設けられた。朴勝俊関学教授が「再稼働と経済&電気料金のホンマの話」と題した講演で「電気料金自由化で電気料金は下がるのか」について「原則として総括原価方式はなくなる。料金は市場で決まるので実際はやってみないとわからない面もある。しかし発電所が減ると価格は上がり、新規参入や発電所が増えれば下がる傾向となる。この中で再生可能エネルギーがが増えると価格は下がる。ただし優先接続・供給が前提となる。そのためにも小売りでは再エネを買う人が増えることも大切」と話した。電気権力からの束縛から離れるためにも公平な自由化が必要とも話した。

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                              講演するする朴教授↑ 

朴教授は自由化とともに「節電所」(ネガワット)という発想の転換も重要と持論を展開した。節電100キロWは100キロWの発電に相当する 。節電する事業所などは対価を支払って機器の停止・休業を、スマートメーターで家庭などは需要ピーク時に供給を止める。こうしてアメリカでは原発50基分の節電所が存在する。関電が原発依存による維持費経費をこの節電所という方式経営に転換するだけでもコスト高を克服できそうだ。

朴教授の講演レジメPDFはこちら再稼働と料金値上げ.pdf

意見交換会のパネリストたち↓ 

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講演会の後意見交換会が行われ朴教授の他に井坂京都市議が「関西広域 連合の脱原発への取り組みの様子」、槌田使い捨て時代を考える会顧問が「共生する気持ちを持ち実践することでの原発依存脱却」、アイリーンスミスさんが「意見の広範な広がりへの取り組みを」などと話した。

11日の市民行動の後通常は行ってこなかったデモも80人が参加した。SNSなどでは市民の受けがよかったという意見が多くを占めていた。 

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電気自由化のために市民がやることとは [脱原発 脱被曝]

10月3日と4日に来春スタートの「電力自由化」に対する学習会が京都市内で開かれた。その中から見えてきたのは本来再生可能エネルギーを市民が選んで脱原発へと向かうシステムのはずが「原発ありき」の政府によって公正な選択が不可能になるのではという危惧が生まれてきたということになる。

3日に左京区の「かぜのね」で開かれたのは気候ネットワーク の豊田洋介研究員による「電力自由化ってなに?~私たちの選択と電力システム改革」というもの。

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豊田さんは「日本の電力事業の実態」「 日本電力システムの特徴」「電力事業の実態」と話を進めた。ついで参加者に白紙の上に「家のコンセントの向こう側を絵に描いてください」というテーマを投げた。参加者がグループで絵描きをしたが5つのグループに差異はほとんどなかった。書いた意味合いは「発電」「送電」「配電」のイメージを持つことで自由化の具体性を見せようとしたことだった。

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ついで「電力自由化と発送電分離 」については「電気を買う電力会社を選ぶことができる」「電気を売るために一定のルールを使うようにできる」ことに理解を求めていた。そして来春4月からは「電力小売」が始まることがどういううことかと話に移った。「この小売にこそ市民が選べる基本がある。例えば再生エネルギーを買いたい人が多ければ多いほど原発などの電気は少なくなることで脱原発の方向性が見えてくるのでは」ということだろうか。このことが2020年実施予定の「発送電分離」に公正なルール(所有権の適正な分離など)が適用されればの前提が求められるのではと。

豊田さんのレジメ 電力自由化とは.pdf

豊田さんは自由化には大いなる情報公開が行われないといけないとも話した。例えば「原発の電気を買いたくない」人が多くいても「安くて買える原発の電気」(安全神話によるリスク無視算出)という 魅力に多くの人が引き寄せられる可能性は否定できない。そのためにもこの小売自由化に再生可能エネルギーを買いたいという市民を一人でも増やす。そのために情報を拡散して申し込むことに尽きる。これをパワーシフト宣言と呼んでいる。そのホームページはこちら。

パワーシフト宣言 

 

 

 

 

 


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5500人が京都も地元だ~さよなら原発全国集会(1) [脱原発 脱被曝]

9月6日の午後小雨降る京都市下京区の梅小路公園広場に5500の「ストップ!!原発再稼働」のプラカードの傘が一斉にかかげられました。高浜・川内・伊方原発の再稼働を許させない!さよなら原発全国集会の一コマ。

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 集会は原子力発電に反対する福井県民会議、チェルブノイリ・フクシマ京都実行委員会、平和フォーラム関西ブロック、さおなら原発一千万人署名市民の会の呼びかけて開かれました。集会前には京都原発訴訟原告団や避難者からの訴えや永年脱原発ソングを歌ってきた古川 豪さんの歌も披露されました。

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 古川 豪さん

 「原発に未来なし」を歌った古川さんは「分かち合われずに使い捨てられる富と、安全の保障もない便利の二つを天秤にかけるような選び方はまやかしだ」と38年前に作った歌を、今も歌わなければと思うのは複雑な気持ちです」。と当日の歌の動画を見てコメントしています。

 

 

 

DSCN7313 a.jpg木内みどりさん

本集会では司会を女優の木内みどりさんがつとめました。木内さんは福島事故以降一貫して脱原発の活動を続けています。芸能界では参議院議員となっている山本太郎さんとともに貴重な方でしょうか。また、司会中にも盛んに写真を撮りSNSなどで情報を発信しているようでした。

 

 

 

 

DSCN7309 a.jpg             脱原発が多数派ということを忘れずに 

主催者を代表してチェルノブイリ・フクシマ京都実行委員会世話人の佐伯唱和さんは「夏の電力がピークでも充分原発なしでもやっていけることを電力会社も認めざるをえなくなってきた」と前置きして「 6つのことを訴えたいと思います。

 一つ「福島の原発事故は終わっていない。現在進行中です。子どもの甲状腺がん、その他の病気がこれから心配されます。放射線量が高いのに帰還させる。正しいのでしょうか」。  二つは「原発停止で高浜の内浦湾の生態系が戻ったのです。川内でもちりめん雑魚の漁獲量が増えています。再稼働は核のゴミを増やすだけです」。  三つ「何故京都でこの全国集会を開いたかです。それは福井県だけが地元ではありません。京都も滋賀も避難先の関西各地も地元です。再稼働同意の法制化が求められます。  四っめ「福井地裁の高浜差し止め仮処分決定を守ること」。五つ目「今日も滋賀県知事や京都市長も脱原発のメッセージを寄せられました。脱原発は多数派ということで自信をもって進めましょう」。  六つ目「来年電力の全面自由化が始まります。消費者が電力会社に直接脱原発を突きつけるときが来ます。勝ちましょう」。

高浜からの報告  免震塔もベントフィルターも無視されてる 

DSCN7318 a.jpg東山幸弘さん(ふるさとを守る高浜・おおいの会代表

高浜から4キロ在住。関電は8/17再稼働の点検に入りました。 福井地裁の仮処分で制御棒を抜くことができないということが川内と違うところでしょうか。しかし11月に予定通り稼働させるために早く裁判を終結させようと判決撤回をもくろんでいます。地元同意については議会は3・20に早々と同意しました。町長は避難に不備があるとしてどういはしていませんし、福井県議会・知事とも同意はしていません。

規制委員会は2月に新基準を満たしたとし合格としました。防潮堤、基準振動値の引き上げはクリアーしたと。ただ重要免震塔は今年9月に完成する予定でしたができていないし工事にも入っていません。もう一つはフイルターベントです。この計画案さえ示していません。もう一つは避難の問題です。30キロ圏内18万人の少なくとも10万人が参加するような避難訓練を実施すべきです。おの費用は50億円とも言われています。当然関電が負担すべきものです。 

              川内からの報告  2号機蒸気発生機はぼろぼろのまま10月再稼働

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 向原祥隆さん((ストップ再稼働!3.11鹿児島集会実行委員会事務局長)

 811日川内原発1号機は再稼働してしまいました。私たちは指をくわえてみていたわけではありません。11日の5日前から現場で連続行動を行いました。9日には近くの久美崎海岸で集会を行いました。原発からタクシーで4000円の距離、猛暑の中2000人の人が頑張ってくれました。11日は6時から数百人が抗議行動を行いました。九電は社員の一人も車両の一台もゲートから入れませんでした。

みんな知っています。火山・地震・避難対策はなんにもできていない。さらには事故が起きなくてもひどいことが行われている。生態系の海は沈黙の海です。運転中ワカメ、ひじきなどは全滅しました。取水で稚魚などがいなくなっている。10月中旬に2号機を再稼働させようとしています。ぼろぼろの蒸気発生機です。2009年に交換を国に申請した。国も県も承諾しているのにいまだに変わっていません。私たちは闘っていかなければなりません。

伊方からの報告 9月8日差し止め訴訟13回目口頭弁論

DSCN7330 a.jpg松本修次さん(愛媛県平和運動センター議長)                               超党派で2011113日に「伊方原発を止める会」を結成しました。学習会、講演会、行政行動、国会院内集会などに取り組んできました。67日には2回目の「フクシマを繰り返すな 伊方原発再稼働やめろ」集会を、111日には3回目を行います。2011128日には原告300名、弁護団147名で「伊方原発差し止め」を松山地裁に提訴しました。四国電力を被告とする民事訴訟です。12328日には322名で第二次訴訟を提訴しています。529日には第1回の口頭弁論が始まりました。以降7月までに12回の口頭弁論が行われました。23人が意見陳述を行いました。1412月には97,091筆の署名を裁判所に提出しています。

715日規制委員会は伊方原発3号機は新基準に適合するとしました。1000億円の公共工事を進めた四国電力、電気料金に跳ね返ってきます。30キロ圏内には125,000人が生活しています。リスクはあるという規制委員会の委員長。事故があればどう避難したらいいのでしょうか。 

↓雨の中報告を聞く参加者

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報告の後 嘉田由紀子さん、鎌田  慧 さん、中尾はじめさんのスピーチと福島で強制避難を余儀なくされている古川好子さんなどが登壇しました。(2)にて紹介します。

写真・文責:京都フォトニュース 堀内隆喜 


 

 

 


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川内原発再稼働緊急抗議・反対リレートーク [脱原発 脱被曝]

8月11日午後6時、京都市下京区の四条河原町マルイ前に「川内原発再稼働 民意を無視する安倍 どっちもやめろ」「絶対あかん!高浜 川内 原発再稼働」「原発は必ず止められる」の横断幕が並びました。キンカン(関電京都支店前の毎週金曜日抗議)に参加しているメンバーが呼びかけてのリレートーク。

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昨日(8/10)の午後フェイスブックで呼びかけてたところ約50人の市民が駆けつけた。 市民一人一人がマイクをにぎり10人ほどが1時間で自分の言葉で再稼働反対と再稼働を許さない声を上げ続けると話しました。

福島原発事故後の放射能の防護服スタイルでキンカンやデモで脱原発を訴えてきた寺野さんは「何年間も動かしていなかった機械を動かす。これだけでも大変危険なんです。動かすのは人間です。ろんなミスが必ずや出るに違いありません。この川内の動きを他の原発の再稼働の呼び水にしては絶対いけません」

脱原発京都差し止め訴訟団の吉田さんは 「原発事故の災害は非常に大きく福島ではいまだ14万人が避難しています。オリンピックまでに原発事故を終息した形にしたい政府は帰還政策さえ行っています。原発の避難計画は30キロ圏の住む人を無視するようなずさんさです。原発なしで電気が足りてて会社ももうけが出ている所もある中での再稼働に引き続き市民の力を集めていきましょう」

 京都で脱原発の「コドモデモ」を主催する西郷さんは「ここにいる私の息子は大飯原発が停まる14日前に生まれました。2歳になりますが人生のほとんどを原発の電気なしで暮らしてきました。こういう子育てができたことを誇りに思っています。福島やさらには広島・長崎の経験さえ踏みにじるような安倍政権を許しません。皆さん声をあげてください。原発は必ず停められます」

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このほかキンカンの世話人ともいえる藤井さん、福島事故後毎月11日に 関電に申し入れを行うメンバーの一人吉永さん、行動する脱原発の80歳の村上さん、そして秘密保護法をロックせよとデモを続ける松本さんなどが次々に訴えました。最後に広島での被爆体験を語り継ぐ米澤さんもその経験を踏まえて核の怖さを説きました。

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この日はトークする皆さんの反対側で静かに話を聞く人が多くいました。約1時間そこを動かずにいました。確実に原発を止めるための広がりができていると感じた一幕でした。↓

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